#はじめに

日本の企業で働くということは、台湾の企業とはまた異なる企業文化に直面するということです。

外国人が日本就職する前に、身につけるべき心構えと対策はなんでしょうか。ここでは、日本企業と台湾企業の違いと日本の多くの企業に共通する文化的特徴をご紹介します。

 

------------------------------------------------------------------------------------------

目次:

1. 日本企業 V.S.台湾企業

2. 日本人が教える、他に知っておくべき企業文化!

------------------------------------------------------------------------------------------

 

#日本企業 V.S. 台湾企業

外国人の方が日本で働く際、組織の文化の違いにカルチャーショックを受けるケースは少なくありません。

ここでは、日本企業と台湾企業の文化的違いをいくつかご紹介します。

  • コミュニケーションが正反対

日本企業:典型的なハイコンテクスト文化で、コミュニケーションが間接的、単純な言葉以外の意味(文脈)を読み取ることが求められる。

そのため、話の流れに注意しよう!

台湾企業:台湾企業ローコンテクスト文化で、率直で直接的なやり取りが一般的。

 

 

  • 意思決定スピードの違い

日本企業:綿密な検討と協議を重ねることで、関係者全員が納得することを図る。そのため、意思決定は時間がかかり、多くのプロセスを経ることが多い。

台湾企業:比較的スピーディーに意思決定されることが多い。上長との簡単な協議で結論が出たり、一人で判断が下されることもある。

 

  • 上下関係の違い

日本企業:上下関係が重視される組織文化があり、上長の指示がはっきりしている。

◎メモ!近年ではコミュニケーションの活発化が進み、上司と部下の距離が縮まる傾向が見られます。外国人も積極的に意見を述べやすくなっています!

台湾企業:組織内の人間関係がよりフレンドリーであり、上司と部下の間により対等な関係が築かれることも珍しくない。

 

  • 労働環境の違い

日本企業:残業が比較的多い。

◎メモ!最近では、政府主導の働き方改革により、企業が従業員の仕事と生活のバランスを考慮するようになり、残業時間が減少しています!

台湾企業:台湾企業は、残業が比較的少ない傾向にある。

 

       

 

 

#日本人が教える、他に知っておくべき企業文化!

1. 時間やルールに厳しい日本企業

日本人は時間を非常に大切にする文化があり、"5分前行動"は当たり前の習慣です。出勤時間には、余裕を持って、遅刻しないようにしましょう!

電車の遅延で遅刻する場合でも、事前に上司に連絡することが求められます。これらの様々な習慣やその他の企業独自ルールは、入社時の研修などで、紹介されることが多いです。

◎メモ!最近では、フレックスタイム制を取り入れる企業が増えていて、始業時間と就業時間を柔軟に調整することができます。

 

2. 日本特有の気遣い文化

日本企業では、報告(報)、連絡(連)、相談(相)、つまり"報連相"が非常に重要視されます。上長の判断を仰ぐプロセスが多いため、自分で勝手に決めてはいけません。

何か問題が起きた際は、まず報告し、進め方を連絡し、対応策を相談することが求められます。

また、単に指示された仕事をこなすだけでなく、相手の立場に立って考え、自主的に必要な行動をとることが好まれます。これは、気遣いの文化が根付いているためです。

◎メモ!最初から指示されていないことをやるのは難しいので、まずはわからないことがあれば、上長の指示を仰いでください!

 

 

3. チームワークを重視している

 日本企業には、チームワークを非常に重視する企業文化があります。その背景には、以下の3つの特徴が大きく影響しています。

(1)集団主義の文化

日本は集団主義の文化が根強く、個人の利益よりも集団全体の利益を優先する考え方が一般的です。企業においても同様で、個人の業績を重視するよりも、

組織やチーム全体での成果を何より大切にします。そのため、チームの目標達成に向けて、メンバー同士が緊密に連携し協力し合うことが求められます。

 

(2)役割分担と協力の両立

チームワークを実現するには、役割分担と協力が必要不可欠です。日本企業では、メンバーに明確な役割が与えられ、

お互いにその役割を果たしつつ、目標達成に向けて協力し合うことが期待されています

例えば、営業担当は顧客対応を任され、技術スタッフは製品開発に専念するなど、効率的な分業が行われます。

しかし、あくまでそれぞれの役割は組織の一員としての役割に過ぎず、最終的には組織全体の成果につながるよう、お互いが助け合いながら進んでいくのです。

このように、集団主義の考え方と役割分担と協力の両立により、日本企業はチームワークを築いています。

◎メモ!最初は出来ない事があっても、同僚があなたのことを助けてくれます!

 

 

 #まとめ

伝統的な日本企業の厳しいイメージは払拭されつつあります、従業員の仕事と生活のバランスが重要視され、社員のプライベート時間が守られるようになってきました。

また日本全体で多様化の流れがあり、企業も社員個人のアイデンティティを尊重する傾向にあります。ですので、以前より、外国人が働きやすい環境が作られています。

日本の企業文化に最初はカルチャーショックを受けるかもしれませんが、相手を尊重し、気遣いの心を持って行動することが好まれます。

相手に失礼にならないように、最低限のマナーと心構えを身につけて、日本での就職に臨んでみてください!

 

 

想看看有沒有適合自己的職缺嗎?歡迎到台灣邁那比的赴日就職網站查看!

本篇文章由『Taiwan Mynavi』撰寫刊登,未經同意禁止轉載。